カンパイは、競馬の競走において、公正なスタート(発馬)が出来なかった場合に発生するスタートのやり直しの事である。
語源は、日本で居留地競馬が始まった江戸時代末期から明治時代初期の頃、スタートの失敗でやり直しをする際に外国人のスターターが出走馬に対し「カムバック」(戻ってください)と伝えたのを日本人が「乾杯」と聞き間違えた事からそう付けられたと言われている。
カンバイとも呼ぶ。なおオートレースでもフライングによるスタートのやり直しもカンパイと呼ぶ。
一般にカンパイが発生する事例としては発馬機の故障および誤作動、あるいは発馬合図前にスタートするフライング行為があった場合に生じることがある。
バリヤー式発馬機の時代はこれらの事象は頻繁に発生していたが現在では発馬機が自動化(ゲート式)され、かつ性能も向上して故障発生が殆ど無くなった為、滅多に発生しなくなった。かつての地方競馬では大きく出遅れたりスタート直後に落馬した競走馬がいた場合には発走委員の判断により再スタートをさせる事が稀にあったが、ダートグレード競走の開始に伴い、中央競馬と歩調を合わせるため1997年4月以降は、公正なスタートでなかった場合以外でのスタートのやり直しは認めない事となった。
また過去には出走全馬がゲートに入る前にスターターが誤ってゲート開扉した為に馬がゲートから飛び出してしまい、この為にカンパイとなった例もある。