ゴールデンホーン(Golden Horn, 鹿毛2012年3月27日 – ) は、英国の競走馬。

父:Cape Cross(1994 黒鹿毛)

母:Fleche d’Or(2006 鹿毛)牝系No.F-9c

主な勝ち鞍は2015年の英国ダービー(G1)、英国エクリプスステークス(G1)、アイリッシュチャンピオンステークス(G1)、凱旋門賞(G1)

2歳時
2014年10月29日にノッティンガム競馬場の未勝利戦でデビューし、2015年のクラシック戦線で再び対戦することになるストームザスターズをアタマ差退けて勝利した。
3歳時
3歳初戦のリステッドレースに勝利すると、次走はダンテステークス(G2)に出走。1番人気は同じジョン・ゴスデン厩舎のジャックホブスであったが、ゴールデンホーンが2馬身3/4差をつけて圧勝した。

ダービー出走はダンテステークスの勝ち方次第とされていたため、この勝利の後に、追加登録料75,000ポンドを支払ってのダービー出走が決まった。
ダービーでの鞍上はランフランコ・デットーリであった。後方からのレースとなったゴールデンホーンは、直線外に持ち出すと、先に抜け出したジャックホブスを差し切り3馬身半差をつけて圧勝した。3着はデビュー戦で負かしたストームザスターズであり、ゴールデンホーンとの着差は8馬身であった。
続けて陣営が選択したのはエクリプスステークス(G1)で、古馬との初対戦となった。

ダービーでは後方待機であったがここでは逃げを選択し、古馬最有力のザグレイギャツビーに3馬身半差をつけての逃げ切り勝ちを収めた。

ゴールデンホーンはここまで5戦無敗であったが、キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス(G1)を馬場を理由に回避した後に出走したインターナショナルステークス(G1)で、3歳牝馬のアラビアンクイーンに競り負け、初の敗戦となった。

次走のアイリッシュチャンピオンステークス(G1)を勝利したゴールデンホーンは、凱旋門賞(G1)に出走した。

スタートを切ったゴールデンホーンは後方集団の外につけると、出走から約13秒後には馬群から離れ、さらに外を追走した。その後、先頭集団に向かって進んで行き、出走から約50秒後にはトレヴのペースメーカーを見る形の2番手につけると、直線で抜け出し、2着のフリントシャーを2馬身差退けて勝利した。

凱旋門賞の後、鞍上のデットーリはゴールデンホーンを「今まで騎乗した馬の中で恐らく一番だ」と評価している。

引退レースに選ばれたのはブリーダーズカップ・ターフ(G1)であった。

同年のアーリントンミリオンステークス(G1)の勝ち馬ザピッツァマンやG1を4勝しているビッグブルーキトゥンなどアメリカのG1馬が出走していたが、ゴールデンホーンに半馬身差つけて勝利したのは凱旋門賞9着の3歳牝馬ファウンドであった。
この年の活躍を受けて、ゴールデンホーンはカルティエ賞年度代表馬、最優秀3歳牡馬に選出された

引退後の2016年よりダルハムホールスタッドで種牡馬入り。その際、種付け料は6万ポンドに設定された。

牝系F-No.9-c

 

ゴールデンホーンの馬主は、ニューマーケットにハスクーム&ヴァリアントスタッド(Hascombe and Valiant Studs)を所有する生産者のアンソニー・オッペンハイマー(Anthony Oppenheimer)氏である。ゴールデンホーンは、1歳時に上場され19万ギニー(約3,791万円)の値が付いたが、主取りとなった。

ゴールデンホーンの牝系は、ハスクーム&ヴァリアントスタッドに多くの成功をもたらしている。1953年英1000ギニー(G1)とコロネーションS(G1)の2着馬テッサジリアン(Tessa Gillian)が、ゴールデンホーンの6代母である。オッペンハイマー氏の父サー・フィップ(Sir Phip)氏は、1965年にハスクームスタッドとその繋養馬を購買した際、テッサジリアンを入手した。

ゴールデンホーンは、未出走馬フレッシュドール(Fleche D’Or 父ドバイデスティネーション)の2番目の仔である。初仔の4歳牝馬イースタンベル(Eastern Belle 父シャンゼリゼ)は、昨年バリーマッコールスタッドS(英L)を制し、6月5日にベルモントパーク競馬場のニューヨークS(G2)で2着となった。

フレッシュドールの母ヌリヤナ(Nuryana 父ヌレイエフ)はリステッド競走の勝馬であり、送り出した10頭の勝馬のうち6頭はブラックタイプ競走の勝馬である。その中には、コロネーションS勝馬レベッカシャープ(Rebecca Sharp)、リングフィールド競馬場のダービートライアル(G3)勝馬ミスティックナイト(Mystic Knight)、チェシャーオークス(英L)勝馬ヒドゥンホープ(Hidden Hope)などがいる。

レベッカシャープは、リステッド競走の勝馬ミスピンカートン(Miss Pinkerton)を送り出している。ミスピンカートンはリステッド競走の勝馬のディスイズザデイ(This Is The Day)とヴァニティルールズ(Vanity Rules)、ヒドゥンホープはギャルターズS(英L)の勝馬アワーオブセッション(Our Obsession)を送り出した。

ヌリヤナの母ローラレーン(Loralane 父ハビタット)は、英1000ギニー(G1)とサセックスS(G1)を制したオンザハウス(On The House)の半姉である。ローラレーンの母ローラ(父ロレンザッチョ)は、テッサジリアンの娘コーテッサ(Courtessa)が送り出した。

ドバイデスティネーションは、今年サウジアラビアに売却され、種牡馬生活を続行しているが、今や重要なブルードメアサイアーとなっている。ドバイデスティネーションの牝馬は、ダッチコネクション(Dutch Connection)、イーティマル(Ihtimal)、レキシントンタイムズ(Lexington Times)、ポストポーンド(Postponed)、スライトリースイート(Slightly Sweet)などのステークス勝馬を送り出している。

フレッシュドールは、2012年にタタソールズ社(Tattersalls)のセールにおいて、ハリー・マッカルモント(Harry McCalmont)氏の代理人を務めるBBAアイルランド社(BBA Ireland)に、6万2,000ギニー(約1,237万円)で購買された。その後、マッカルモント氏は、昨年のゴフス社(Goffs)のセールにフレッシュドールの1歳牝駒(父シャンゼリゼ)を上場し、スティーヴ・パーキン(Steve Parkin)氏が15万ユーロ(約2,100万円)で購買した。