凱旋門賞(がいせんもんしょう、フランス語: Prix de l’Arc de Triomphe)は、フランスのロンシャン競馬場で毎年10月の第1日曜日に開催される競馬の重賞(G1)競走である。距離は芝2400m。ヨーロッパ最大の競走の一つで、国際的に著名なスポーツの催しである。
英語圏等で(Arc)、フランス語圏で(L’Arc)と略されることもある。

1920年に第一次世界大戦後に衰退したフランス競馬再興を掲げて誕生した国際競走である。ヨーロッパのみならず世界中のホースマンが英国ダービーやケンタッキーダービーと並び憧れ、勝利を目標とする世界最高峰の競走の1つとして知られている。
ヨーロッパでの競馬シーズンの終盤に開催され、その年のヨーロッパ各地の活躍馬が一堂に会する中長距離のヨーロッパチャンピオン決定戦とされる。
日本でも近年きわめて知名度や人気の高い競走で、日本国内で最上級の活躍をした競走馬が1960年代後半からしばしば参戦している。
凱旋門賞開催を盛り上げるため凱旋門賞の前日に4つのG2競走が、当日に凱旋門賞をメインに7つのG1競走が施行されており、その週末の2日間は凱旋門賞ウィークエンドと呼ばれている。

競走条件
創設以来、2400メートルで行われている。
出走できるのは3歳以上の牡馬・牝馬で、騸(せん)馬には出走資格がない。これは同競走が繁殖馬の選定の競走と定められているためである。
負担重量は3歳牡馬は56kg、4歳以上の牡馬は59.5kg、牝馬1.5kg減と定められている(1995年以降)。
フルゲートは20頭。

賞金総額は2012年の開催では400万ユーロ。優勝馬に57.14%、2着馬に22.86%、3着11.43%、4着5.71%、5着に2.86%と分配されることになっており、これはそれぞれ228万5600ユーロ、91万4400ユーロ、45万7200ユーロ、22万8400ユーロ、11万4400ユーロとなる。
2013年の開催は480万ユーロになる見込みで、2018年には530万ユーロに増額予定。

1971年にヨーロッパで競走の格付け制度(グループ制)が創設されて以来、最高格のグループ1に位置づけられている。